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バゼストマ(バージェストマ)の元ネタと効果まとめ

バージェストマ組みたい……組みたくない?

効果とかレシピの解説サイトはいっぱい見つかったので、元ネタの生物と関連しながら個々の効果を覚えようみたいな感じでいきます。

未だに彼岸を覚えられない私もこれならバゼストマを覚えられる!来日まで1年くらいありそうだけどな!⇒発売直前ということでレシピを挙げてみることにしました。

kumoridai.hatenablog.com

記事直すの面倒だったのとバゼストマって呼び方に未練があるのでバゼストマとバージェストマが入り混じります。てへぺろ 

 

 

バージェストマバージェス動物群を元ネタとしたテーマで、罠モンスターとXモンスターのみで構成されています。カナダのバージェス頁岩と呼ばれる堆積層から未発見の奇妙な動物が、軟体部まで綺麗に化石となって大量に出土したことが動物群と呼ばれる由来で、動物全体で共通する特徴などは特にありません。上野の科学博物館に少しですが展示もされています。

 

罠モンスターの共通効果として、

②:このカードが墓地に存在する場合、フィールドの罠カードが発動した時に発動できる。

このカードは発動後、通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)になり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。

この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。

を持っていて、カウンター以外の罠の発動にチェーンして一体ずつ墓地から出現します。通常モンスターなのにモンスターの効果を受けないインチキカテゴリです。

 

まずは罠モンスターから挙げていきます。

 

ゼストマ・オレノイデス

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 ①:フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

サイクロン。

 

この子は元ネタが分かりやすい。そのままオレノイデス (Olenoides)という名前の三葉虫の一種が存在します。特徴的な突起がうまく表現されている気がする。多くの三葉虫が腐食性である中、このオレノイデスは捕食者だったとか。相手のフィールドの魔法罠を捕食するんですね、分かります。

 

非常に明快かつ強い効果なのでガンガン積んでいきたいカード。

カテゴリ全体がモンスター効果を受けない分、エクシーズ時のカウンター罠などがぶっ刺さるので理由が無い限り3積み安定だと思います。全然足りないのでツイツイ採用して最序盤からバージェストマを墓地に用意する人もいるようです。

ついでに、フィールド魔法の強い環境っぽいしサイドにタイフーン採用もアリじゃないかなと思っています。オパビニアSSの出来ない1ターン目に手札から罠を使ってバージェストマを場に出せるのは強そうです。

 

 

 ゼストマ・ピカイア

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①:手札の「バゼストマ」カード1枚を捨てる。その後、自分はデッキから2枚ドローする。

トレードイン。

 

カードイラストは美化されすぎな感じがします。こちらもそのままピカイア(Pikaia)が元ネタ。ナメクジウオによく似た生き物で、頭の先端には一対の触角が生えている。角っぽいやつが触角なのかな?  名前が可愛くてキャッチーなため、デフォルメされて現在NHKでアニメにもなりました。勿論私も見ました。……1話は。

 

カードを捨てるのは効果のため、このカードにチェーンして捨てたバゼストマは出てこれない。でも強い。貴重なエンジンカード。

オパビニアSS後、残り少ない手札からアノマロカリスまでのルートを狙いに行くことも可能です。難点は命削りの宝札と共に採用すると手札にバージェストマをキープできず、初動でかなり弱くなること。これはディノミスクスにも言われていて、命削り非採用の十分な理由になりえると思っています。

3積みするならバージェストマ合計15枚くらいは欲しいそうな。

 

 

ゼストマ・ハルキゲニア

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①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了まで半分になる。

収縮。

 

 顔が怖い。元ネタはこちらもハルキゲニア(Hallucigenia)。トゲトゲした気持ちいいまでの奇妙な見た目からファンも多いですが、大きな生き物の一部という説があがったり、ついこの前の6月まで体の前後が逆だったと発表されたりトラブルが絶えない。カードイラストになっているのは旧復元図を元にした頭が球状のデザイン。よく勘違いされますが、ゼロの使い魔の世界の名前はハルケギニア。

 

収縮効果を持つ。罠バゼストマは戦闘に弱く、破壊されれば除外されてしまうため、2400まで返り討ちにできる収縮効果は便利かもしれない。真価は相手の場にモンスターがいない時、自陣のモンスターに撃って墓地からバージェストマを吊り上げられることかもしれない。

強いには強いのですが、ダメステに撃てば墓地からバージェストマを出せないし、ダメステ前に撃ってもバージェストマを出したら巻き戻しが発生して結局返り討ちにできないし、微妙にルールとやりたいことが嚙み合わないことに気づいてしまいました。

撃つときは大抵オパビニアからサーチして自分メインフェイズに。火力に乏しいので、サーチ先の選択肢に欲しい盤面もそこそこあります。

 

https://www.youtube.com/watch?v=p5LMG0fEBb8&feature=youtu.be

新復元図CGの動きが気に入ったので動画リンクを。

 

 

ゼストマ・カナディア

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①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。

月の書。

 

イケメン。元ネタはカナディア(Canadia)で、遊泳する肉食のゴカイのようなものだと考えられています。名前の由来はカナダで発見されたことだとか。バージェス頁岩がそもそもカナダにあるような気もするが……。大量のふさふさで相手をひっくり返していたかもしれない。

相手限定の月の書効果。戦闘もXもシンクロも防げます。イラストも美しい。

戦闘補助に使うならこちらの方が良いかもしれません。ハルキゲニアとは反対に相手の場が空だと撃つことができないため、歯痒い思いをすることもしばしば。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Z3lWskwhl_Y&feature=player_embedded

近縁と考えられるゴカイの新種が数年前に発見されたそうなので遊泳する姿を。

 

 

ゼストマ・エルドニア

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①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで500アップする。

 

生理的嫌悪感を与える大量の赤が特徴的なイラスト。元ネタはエルドニア(Eldonia)で、体内に渦巻き状の消化管を持つ、クラゲのような見た目の泳ぐナマコに近い生き物とされています。口の周りには対となる触手塊があるため、おそらくイラストの赤い球体は触手の塊。ハルキゲニアに似た生物の化石が頻繁に一緒になって見つかることから、寄生されて生活することが多かったのではないかと言われています。そのためか、カードの性能もハルキゲニアの下位互換なような......

 

 ハルキゲニアで足りそうな気がします。相手が対象を取れなかったりカード効果を受けなかったりするときに……使っても、結局攻撃力は足りないような気がします。どうしても高火力が必要なら、餅カエルとキャットシャークを並べた方が対応範囲が広そうですね。アノマロカリスがキャットシャークの効果を受けられないことに注意。

 

 

ゼストマ・ディノミスクス

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①:フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。手札1枚を捨て、そのカードを除外する。

因果切断もどき。

 

発光してそうな感じに。元ネタはディノミスクス(Dinomischus)で、長い柄と花のような体を持つ動物です。長い柄を海底に刺して暮らしていたと考えられています。ウミユリやらの固着動物に似ていますが、収斂進化(別系統の生物が進化の結果似たような見た目になること)によるものだと考えられており、現生の生物とどのように近縁しているかはまだ分かっていません。イラストでは海底から抜けてしまっているように見えます。きっと海底との因果切断をしたんですね(無理やり)

 

日本語版では誤植がありましたが、カードの種類を問わず除外できる便利カード。破壊を介さない除去が苦手なカテゴリなのでフリーチェーン除外は入れておきたい強効果です。コストでバージェストマを捨てられないのは欠点ですが、無効にされた時に余計な手札消費が起きないと考えればちょっと許せる気もしてきます。場が整えば手札消費はあまり痛くありません。

 

 

ゼストマ・マレラ

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①:デッキから罠カード1枚を墓地に送る。

罠を送るおろかな埋葬

 

今までで一番生き物っぽい見た目をしています。やたらと多い脚で泳ぎまわり、ブラシのような触角(イラストで紫の部分)を用いて餌を集めていたと考えられています。素人目にはブラインシュリンプに似た可愛い生き物にしか見えないです。やたら大量に出土するらしいのでバゼストマが増えるみたいな繋がりでどうですか。

 

ゼストマを増やすだけでは終わらない、デッキの隠し味を決めるパワーカード。ブレスルから妖怪のいたずら、はたまたキャノンマガジン落として突然の相手ターンサンダーボルトをキメられます。しかもバックショットのレベルは2で最悪エクシーズ素材になるんだなあ。初手で引けてると嬉しいですね。バックショットのようなオシャレギミックを入れると途端に強貪や命削りがしにくくなるのが難しいところ。面白いところではナチュルの神星樹を落としてナチュルバンブーシュートをサーチ、魔法罠を止めて完全生命体バージェストマになるらしいです。

 

 

ゼストマ・レアンコイリア

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①:除外されているカード1枚を対象として発動する。そのカードを墓地に戻す。

小さな異次元からの埋葬。

 

名状しがたい気持ち悪さが漂う。元ネタはレアンコイリア(Leanchoilia)で、頭部に3本に分かれる長い触角が1対あるのが特徴の節足動物です。イラストの薄気味悪さを支える青い吹き流しもしっかり6本あります。異次元にでもいそうな見た目ですね(雑)

 

3分の1になった異次元からの埋葬。何かの間違いで除外されたバゼストマやボルトヘッジホッグを墓地に戻します。追い込まれる前提なのはびみょいような気も。

攻め込まれた時のリカバリーと言うより、むしろ攻めるときのブーストとして作用します。ガエルを戻してイキカエルを一体増やしたり、貪欲系と組み合わせればマガジン戻してバックショットをもう一度ぶっ放せたり。最近気に入っているのは絶対王バックジャックを戻して罠一枚分アドを稼ぐ動き。ガエル型なら除外には事欠きませんし、なんなら相手のKozmoやらABCを邪魔できます。

 

 

現状発表されているバゼストマ罠モンスターは以上です。かなりモチーフに忠実なイラストだと思われます。

 

 

次にXモンスター。最人気のバージェス動物はこちらでカード化されています。

 

ゼストマ・アノマロカリス

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星2 水 水族/エクシーズ 2400/0

レベル2モンスター×3体以上
①:このカードはこのカード以外のモンスターの効果を受けない。

②:1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンから罠カードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキの一番上のカードをめくり、そのカードが罠カードだった場合、そのカードを手札に加える。違った場合、そのカードを墓地へ送る。

③:このカードが罠カードをX素材としている場合、1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

不動の人気を誇りカンブリア紀最強の捕食者の異名を持つアノマロカリス(Anomalocaris)。敢えて鮮やかな青となっているところに好感が持てます。大型のもので体長は1mを超え、横向きで並んだ鰭を使って泳ぎ回り、大きな2本の付属肢で各種の生物を捕まえたと言われています。ここまでのバージェス動物のサイズと比べるとそりゃ最強の捕食者だって感じです。ちっちゃいゴカイとか3㎝のウミユリもどきだとかが暮らしてる海に唐突な1m越えの生き物。

 

その攻撃性はカードになっても健在で、フリーチェーンの万能破壊効果を持ち、カンブリア紀のキングとして餌になる罠カードをどんどん手札に呼び込みます。

この子を立てるのがバゼストマデッキの基本目標となります。アド回復効果と万能破壊効果、強固な耐性を併せ持つエースです。破壊、対象耐性を持つ相手と大量に並ぶ高打点の処理が苦手なお茶目な面も。

一体立てば十分ですが、何かの間違いで二体立てば罠を使うだけで手札が二枚増えていきます。ここまでくればそうそう負けません。ブラホ激流等を受けなければ。

 

 

ゼストマ・オパビニア

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星2 水 水族/エクシーズ 0/2400

レベル2モンスター×2体
「バゼストマ・オパビニア」の③の効果は1ターンに1度しか発動できない。

①:このカードはこのカード以外のモンスター効果を受けない。

②:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分の手札から「バゼストマ」罠カードを発動できる。

③:このカードが罠カードをX素材としている場合、このカードのX素材を1つ取り除き、デッキから「バゼストマ」罠カード1枚を手札に加える。

マキュラ。

 

バージェス動物群のアイドル、オパビニア(Opabinia)ちゃん。アノマロカリスと同様の横向きに並んだ鰭で動き回り、5つの目で海中を360°見回し、ギザギザの付いたゾウの鼻のような器官で獲物を捕まえて口まで運んだと言われています。目が3つくらい増えて付属肢が一本減ったアノマロカリスに近い生き物とする説もあり、よく見ると似ているような気がしなくもありません。ただ、付属肢のような器官は間違いなく1本なので、アノマロカリスに似た二本の付属肢がイラスト頭部に付いているのは創作っぽい。無かったら威厳が減ってキモさが増しますが。

 

ゼストマ罠を手札から発動できる永続効果とターン1回のサーチ効果、モンスター効果耐性を持っています。☆2×2体から出てきて手札から発動できるバゼストマをサーチしてくるずるいカード。出てくるだけでマレラを介したフリーチェーンサンダーボルトの危険性が付き纏います。アノマロカリスと並べて相手フィールドを絶滅させてやろうな!

バージェストマが最初に目指すのはこいつのSS。ここが神警で止まったりするとその後の展開はgdgdになります。マキュラ効果が弱いわけは無く、うまいこと行けばアノマロカリスも一緒に並びます。ただし手札に罠は残らない。

 

ゼストマ・餅カエル

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ガエル型で罠を踏み越えていく時や、魔知ガエルでひ弱なバージェストマを守るのに使ったり。相手の罠を無効にしてしまうとバージェストマが増えられなくなってしまいますが、奪ってまた使えば好きなタイミングで出せるので別に気にしなくて大丈夫です。ガエルを混ぜない場合は中盤以降についでのように出す感じ。回収先がいないためあんまりお得感がありません。

 

 

こんな感じで大丈夫でしょうか。

エキストラパック、マレラやオパビニアまで収録されなかったらどうしよう……